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独社民党、政策で譲歩しない構え 連立協議控えメルケル氏けん制
2017年12月19日(火)13時34分
12月18日、ドイツの社会民主党(SPD)の幹部は、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立協議について、主要な選挙公約で譲歩すれば党内の承認は得られないとの考えを示した。写真はSPDのクリングバイル幹事長。ベルリンで8日撮影(2017年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツの社会民主党(SPD)の幹部は18日、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立協議について、主要な選挙公約で譲歩すれば党内の承認は得られないとの考えを示した。
クリングバイル幹事長はZDFテレビで、医療保険制度改革など左派的政策を要求するとし、「与党連合はSPD議員が最終決定権を持っていることを分かっている。われわれには自党を納得させる必要がある」と語った。
SPDは医療保険制度について、公的保険と民間保険が並存する現行制度は貧困層を差別していると批判。メルケル氏ら保守派は、制度の一元化によって競争が損なわれ、サービス悪化につながるとしている。
CDU・CSUとSPDは20日に予備折衝を行う。
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