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米国株式市場はS&P500種が4日続落、エネルギー株下落

2017年12月07日(木)07時49分

 12月6日、米国株式市場はまちまちで取引を終えた。S&P総合500種<.SPX>は小幅安で4日続落となった。ニューヨーク証券取引所で4日撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

[6日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで取引を終えた。S&P総合500種<.SPX>は小幅安で4日続落となった。

マイクロソフトなどテクノロジー株が上昇する一方、原油価格が2%超下落したことを受けてエネルギー株は下落した。

S&P総合500種の4日続落は3月以来。米税制改革法案を巡り、上院共和党が下院案との一本化を目指す中、先行き不透明感が強まっている。

ペイサー・フィナンシャルのショーン・オハラ氏は「最終的な法案がどうなるか予想し難い」と指摘した。

このところ売られていたテクノロジー株は買い戻され、マイクロソフト、フェイスブック、アルファベットはそれぞれ1%超上昇した。

一方、米精製燃料在庫が予想外に急増したことで原油価格が大幅下落。これを受け、シュルンベルジェ、エクソンモービル、シェブロンが0.6─2.17%下げた。

USバンクのマイク・ビール氏は「エネルギー株はこの1カ月ほど、ちょっとした急騰状態だったが、今回の在庫増は利益確定の機会とみられている」と述べた。

S&P500種は年初から17%上昇しているが、トムソン・ロイターのデータによると、予想株価収益率は18.4倍で2002年以来の高い水準。ただ、投資家の多くは大幅な法人減税が企業利益を押し上げ、その結果株価に割安感が出るとみている。

ホームセンター大手ホーム・デポは150億ドルの自社株買い計画を明らかにしたが、1.12%安で引けた。

税務・会計サービスのH&Rブロックは10.27%高。決算内容が予想を上回った。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、比率は1.36対1。ナスダックでは1.89対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約63億株。直近20営業日の平均は約66億株だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 24140.91 -39.73 -0.16 24171.90 24229.35 24134.49 <.DJI>

前営業日終値 24180.64

ナスダック総合 6776.38 +14.16 +0.21 6742.07 6787.42 6734.13 <.IXIC>

前営業日終値 6762.21

S&P総合500種 2629.27 -0.30 -0.01 2626.24 2634.41 2624.75 <.SPX>

前営業日終値 2629.57

ダウ輸送株20種 10227.81 -1.22 -0.01 <.DJT>

ダウ公共株15種 753.13 +2.51 +0.33 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1232.26 +3.75 +0.31 <.SOX>

VIX指数 11.02 -0.31 -2.74 <.VIX>

S&P一般消費財 763.50 -8.60 -1.11 <.SPLRCD>

S&P素材 368.69 -2.35 -0.63 <.SPLRCM>

S&P工業 619.73 +0.74 +0.12 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 559.36 -22.60 -3.88 <.SPLRCS>

S&P金融 414.78 -46.23 -10.03 <.SPSY>

S&P不動産 217.42 +14.62 +7.21 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 511.38 +0.92 +0.18 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 947.10 -1.06 -0.11 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 155.86 -1.49 -0.95 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1089.34 +8.14 +0.75 <.SPLRCT>

S&P公益事業 280.41 +1.07 +0.38 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.01億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22240 + 40 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 22240 + 40 大阪比 <0#NIY:>

*内容を追加しました。

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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