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ドル112円前半、調整主体で上値重い トルコリラは一段安

2017年11月22日(水)15時47分

 11月22日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の112円前半。日米の休日を前に持ち高調整主体の動きとなった。写真は10米ドル札と千円札。6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の112円前半。日米の休日を前に持ち高調整主体の動きとなった。

正午付近に112.30円付近で推移していたドルは、午後1時半頃にかけて下押し圧力が強まり、一時112.15円まで下落した。あす23日は日本が勤労感謝の日、米国が感謝祭休暇となるため、ポジション調整のドル売り/円買いが入っていたもよう。

同水準からは、いったん小幅に反発したが、午後3時以降に再び下落。一時112.10円をつけている。テクニカル的には日足一目均衡表の雲上限(112円ちょうど付近)が下値サポートとなるか注目される。

きょうは海外時間に10月31日、11月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開される予定。低インフレの継続性を巡る議論が関心を集めているが、12月利上げが織り込まれる中、相場を大きく動かす材料にはなりづらいとみられている。

午後はトルコリラが一段安となり、過去最安値をつけた。米国との外交関係悪化やインフレリスク、金融政策の不透明感などが重荷となり、対ドルでトルコリラ売りが強まっている。

<午前のドル、株高には反応薄で軟調>

感謝祭休暇とファンド勢の決算を目前に控えて参加者が細る中、午前のドル/円は日米の株高には反応せず、低迷する米長期金利を眺めながら、軟調な足取りとなった。

ドルは早朝の取引で112.50円ときょうの高値をつけたものの、米10年国債利回りが一時2.34%台とニューヨーク終盤から低下して東京の取引を開始し、一時112.19円まで軟化した。

朝方には、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の発言が伝わった。[nL3N1NS01U]為替市場は特段の反応を示さなかった。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 112.18/20 1.1741/45 131.76/80

午前9時現在 112.33/35 1.1740/44 131.90/94

NY午後5時 112.43/46 1.1737/39 131.98/02

(為替マーケットチーム)

ロイター
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