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米FRB、インフレ軟調でも緩やかな利上げ目指す必要=アトランタ連銀総裁

11月14日、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレが軟調ななかでもFRBは緩やかな利上げ実施を目指す必要があると述べた。写真は2014年10月、ワシントンのFRB前で撮影 (2017年 ロイター/Gary Cameron)
[モンゴメリー(米アラバマ州) 14日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は14日、インフレが軟調ななかでも連邦準備理事会(FRB)は緩やかな利上げ実施を目指す必要があるとの考えを示した。
同総裁はアラバマ州のモンゴメリーで開かれた経済フォーラムで、ハリケーン被害にもかかわらず全般的な経済活動はここ数カ月は堅調に拡大してきたとの認識を表明。「向こう数年間にかけて金利が緩やかに上昇していくことは適切であると考えている」と述べた。
そのうえで、インフレは今年は「軟化」したものの、近く反転するとの確信は変わっていないとし、「上向きの兆候が出ているかどうか、向こう数回のインフレに関する指標を注視したい」と述べた。
また「米経済は完全雇用に近づいており、このことは需要が急増すれば経済は持続不可能な状態になる可能性があることを示している」とも指摘。現在討議されている税制改革が実現すれば米経済成長のすう勢を決定する要因の1つになる公算が大きいとの見方を示した。
ボスティック総裁は前月、ロイターに対し年内あと1回の利上げを予想していると述べている。同総裁は来年、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つメンバーになる。
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