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正午のドルは114円付近、株高が支え 米税制改革に関心
11月9日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル高/円安の114.02/04円だった。写真は都内で2013年2月撮影(2017年 ロイター/Shohei Miyano)
[東京 9日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル高/円安の114.02/04円だった。日経平均株価の大幅上昇が支えとなり114円台を回復したが、米上院の税制改革法案発表を控えて取引は膨らまなかった。
ドルは朝方に113.79円をつけた後、日経平均の上げ幅拡大に連れ高となり114.07円まで上昇した。その後、株価は続伸して400円超の上げとなったが、ドルはついていけず、114円を挟んでもみ合いとなった。
市場からは「114円後半でいったんドルロングを利食ってしまった人もいる。ポジションは軽くなったが、株価にいつ調整が入るか分からず、追随して動けないのではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。
米国の税制改革の動向が不透明なことも、手を出しづらくさせている。米上院は、税制改革の独自法案を9日に発表する見通し。複数の議員によると、上院では法人税や州・地方税控除、遺産税について下院と異なるアプローチを検討している。[nL3N1NF06D]