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ドルに利食い売り、底堅い指標は押し上げ要因にならず=NY市場
10月25日、終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落。米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事などを巡り「確実な材料に欠けるなか利食い売りが出た」(BKアセットのキャシー・リアン氏)。写真は各国紙幣、2016年10月撮影(2017年 ロイター/Leonhard Foeger)
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落。米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事などを巡り「確実な材料に欠けるなか利食い売りが出た」(BKアセットのキャシー・リアン氏)。
この日発表された耐久財受注や新築住宅販売は底堅い内容だったものの、ドルの押し上げには至らなかった。
9月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比1.3%増と、市場予想の0.5%増を上回った。また9月の新築住宅販売も前月比で予想外に増加し、約10年ぶりの高水準を記録した。
FRB議長人事を巡っては、米ホワイトハウス高官が25日、トランプ大統領はコーン国家経済会議(NEC)委員長を指名する公算は小さいとし、政権の進める税制改革に向けた取り組みで重要な役割を担っていることが理由と説明した。トランプ氏は11月3日のアジア歴訪前に人事を発表するとみられている。
主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.1%安の93.696。
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欧州中央銀行(ECB)理事会を翌26日に控え、ユーロ/ドル
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