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コーン氏のFRB議長指名は公算小、税制改革での役割大きく=米高官
10月25日、米ホワイトハウス高官は、トランプ大統領がコーン国家経済会議(NEC)委員長(写真)を連邦準備理事会(FRB)次期議長に指名する公算は小さいと語った。写真は4月ワシントンで撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)
[ワシントン 25日 ロイター] - 米ホワイトハウス高官は25日、トランプ大統領がコーン国家経済会議(NEC)委員長を連邦準備理事会(FRB)次期議長に指名する公算は小さいと語った。政権の進める税制改革に向けた取り組みで重要な役割を担っていることが理由と説明した。
同高官は、FRB次期議長人事は「まだ決定には至っておらず、選定から外れた候補者もいない。ただ、税制改革の実現に向けコーン氏の役割は極めて重要となっている」と語った。
関係筋によると、トランプ大統領は24日開いた共和党の有力上院議員との昼食会で、スタンフォード大学のジョン・テイラー教授、ジェローム・パウエルFRB理事、イエレン現議長を有力候補と目していることを明らかにした。
トランプ氏は、11月3日からのアジア歴訪前に次期FRB議長を指名する見通しだが、関係筋によると、今週中に発表される可能性は低いという。
バージニア州シャーロッツビルで白人優越主義者と反対派が衝突した事件で、コーンがトランプ氏の対応を批判したことから、両者の関係はぎくしゃくしていた。ただ、トランプ氏は最近、コーン氏の税制改革への取り組みを評価。関係は改善したとみられている。
*内容を追加しました。