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米国株式市場はダウ最高値更新、ウォルマートが主導
10月10日、米国株式市場は反発し、ダウ工業株30種は最高値を更新した。ウォルマート・ストアーズが大きく上昇し、相場をけん引した。ニューヨーク証券取引所で4日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[10日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、ダウ工業株30種は最高値を更新した。ウォルマート・ストアーズが大きく上昇し、相場をけん引した。一方、アマゾン・ドット・コム ダウ工業株は0.31%高の2万2830.68と最高値で終了。年初来では15.5%高。 ウォルマート S&P主要消費財<.SPLRCS>は0.99%高となった。ただ、日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 米株市場は、トランプ大統領の税制改革が進展していないことや、米国と北朝鮮との最近の威嚇合戦をほぼ材料視しなくなっている。 ブライト・トレーディング(ラスベガス)で自己勘定売買を行っているトレーダーのデニス・ディック氏は「市場の唯一の不安は、機会を逃すことへの不安だ」と指摘した一方、「状況は急に変わる可能性がある。北朝鮮問題などがあり、引き続き慎重さは必要だ」と述べた。 S&Pの主要11業種の中で今年最も上げが大きい情報技術指数<.SPLRCT>はほぼ横ばい。フェイスブックは0.53%安。半導体大手エヌビディア アメリカン航空 S&Pエネルギー指数<.SPNY>は、原油価格が約2%上昇したことが支援材料。サウジアラビアが11月の世界各国顧客向けの原油供給量を日量56万バレル削減する方針を示したほか、石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長が石油市場は需給の均衡を取り戻しているとの見方を示したことが原油高の材料となっている。 ニューヨーク証券取引所の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、比率は1.90対1だった。ナスダックも1.58対1で値上がり銘柄数が多かった。 米取引所の合算出来高は約56億株で、直近20営業日平均の61億株を下回った。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 22830.68 +69.61 +0.31 22784.76 22850.51 22770.99 <.DJI> 前営業日終値 22761.07 ナスダック総合 6587.25 +7.52 +0.11 6602.49 6608.30 6561.78 <.IXIC> 前営業日終値 6579.73 S&P総合500種 2550.64 +5.91 +0.23 2549.99 2555.23 2544.86 <.SPX> 前営業日終値 2544.73 ダウ輸送株20種 9928.48 +63.59 +0.64 <.DJT> ダウ公共株15種 739.43 +7.64 +1.04 <.DJU> フィラデルフィア半導体 1207.20 +7.34 +0.61 <.SOX> VIX指数 10.08 -0.25 -2.42 <.VIX> S&P一般消費財 727.01 -0.79 -0.11 <.SPLRCD> S&P素材 362.98 0.00 0.00 <.SPLRCM> S&P工業 610.67 +0.70 +0.12 <.SPLRCI> S&P主要消費財 557.76 +5.46 +0.99 <.SPLRCS> S&P金融 437.42 +1.80 +0.41 <.SPSY> S&P不動産 200.85 +0.43 +0.22 <.SPLRCREC> S&Pエネルギー 505.57 +0.52 +0.10 <.SPNY> S&Pヘルスケア 955.28 +2.13 +0.22 <.SPXHC> S&P電気通信サービス 160.94 +0.63 +0.39 <.SPLRCL> S&P情報技術 1036.34 +0.41 +0.04 <.SPLRCT> S&P公益事業 273.92 +2.66 +0.98 <.SPLRCU> NYSE出来高 7.09億株 <.AD.N> シカゴ日経先物12月限 ドル建て 20855 + 25 大阪比 <0#NK:> シカゴ日経先物12月限 円建て 20815 - 15 大阪比 <0#NIY:> (ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)