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トヨタ自動車、次世代「オーリス」を英国で生産へ=関係筋
10月6日、トヨタ自動車は英政府が欧州連合(EU)離脱交渉で移行期間を確保できるという想定に基づき、乗用車「オーリス」の次世代車を英国工場で生産する方針だ。写真は英国のバーナストン工場から運び出されるトヨタ車。3月撮影(2017年 ロイター/Darren Staples)
[ロンドン 6日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は、英政府が欧州連合(EU)離脱交渉で移行期間を確保できるという想定に基づき、乗用車「オーリス」の次世代車を英国工場で生産する方針だ。事情に詳しい2人の関係筋がロイターに語った。
関係筋およびロイターが入手した政府の文書によると、最終決定は今年末までに下される予定。
新型オーリスが英国で生産されれば、英国最大規模の自動車工場の操業が維持され、数千人の雇用確保につながるほか、メイ英首相にとっても喜ばしい支持の表明となる。
トヨタはオーリスのハッチバックタイプの現行モデルを英国のバーナストン工場で生産している。生産は2021年ごろまで続けられる予定だが、サプライチェーンを組織する必要性などから、メーカーは最長3年前に次期モデルに関する決定を下すことが多い。
関係筋の1人は、トヨタの英経営陣がEUとの通商関係がどうなるかを決めるには早過ぎ、移行期間があると信じて次世代オーリスを英国で生産する仮説を立てているとし、次世代オーリスは英国で生産される可能性が非常に高いと述べた。
トヨタはコメントを差し控えた。