ニュース速報
ビジネス
欧州航空当局、A350のシステム更新を指示 油圧系統過熱の危険
8月24日、州航空安全機関(EASA)は、エアバスの長距離航空機A350―900型機の運航会社に対し、ソフトウエアの更新を指示する緊急指令を出した。写真は同型機の非常ドア。フランクフルトで5月撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 24日 ロイター] - 欧州航空安全機関(EASA)は、エアバス
エアバスは現在100機以上の同型機を納入しており、独ルフトハンザ航空
指令によると、油圧エンジン駆動によるポンプに過熱の故障モードが見つかったといい、油圧油の温度急上昇につながる可能性があるもよう。問題部分が対応されないまま、燃料タンク発火防止装置の動作不能と重なった場合、油圧油が制御できないほど過熱し、燃料タンク内にある「混合気」(燃料と空気が混ざったもの)の発火につながる危険があるという。
エアバスは短期のソフトウエア更新を航空会社に連絡したと説明。一段の対応が必要かどうかを調査中だとした。
ルフトハンザの広報担当者は、当局の指令に従っており、A350の運航やオペレーションにおける問題は見込んでいないと述べた。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)