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前場の日経平均は続伸、米株高・円安好感で年初来高値更新
6月20日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比219円92銭高の2万0287円67銭となり続伸。都内で先月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 20日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比219円92銭高の2万0287円67銭となり続伸。6月2日に付けた取引時間中の年初来高値を更新し、2015年8月19日以来約1年10カ月ぶりの高値水準となった。
前日の米国株市場でダウ工業株30種とS&P総合500種が過去最高値を更新。為替は1ドル111円台後半まで円安が進行するなど良好な外部環境を背景に幅広く買いが先行した。一時は2万0300円台まで上昇したが、買い一巡後は利益確定売りも出て高値圏でもみ合った。
米国株上昇を受けてリスク許容度が拡大した海外勢の買いが入ったとみられている。為替感応度の高い輸出株が買われたほか、米金利上昇を好感し保険、銀行などの金融セクターも底上げの動きとなっている。市場では「高値更新によりトレーディングレンジが切り上がってきた。安倍内閣の政策にらみで建設、鉄鋼などの財投関連にも物色が波及している。目先はバリュー株中心に水準訂正が続きそうだ」(むさし証券ストラテジストの中島肇氏)との声が出ていた。
東証1部騰落数は、値上がり1608銘柄に対し、値下がりが301銘柄、変わらずが109銘柄だった。