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ECB、現行の金融政策から「適宜」脱却する必要=独財務相
6月13日、ショイブレ独財務相(写真)は演説し、欧州中央銀行(ECB)は現行の金融政策から「適宜」脱却する必要があるとの見方を示した上で、極めて低い金利は世界の一部地域で問題を引き起こしていると警告した。7日撮影(2017年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 13日 ロイター] - ショイブレ独財務相は13日、欧州中央銀行(ECB)は現行の金融政策から「適宜」脱却する必要があるとの見方を示した上で、極めて低い金利は世界の一部地域で問題を引き起こしていると警告した。
「多くの地域における超緩和的金融政策は、過度のリスクテークや政策上の慢心、不適切な資本配分、資産価格バブルを助長してきた。適宜転換しなければこうした状況は続く」と指摘。「われわれは現行の金融政策から適宜脱却し、より正常な軌道に戻る必要がある」と述べた。
財務相は、米連邦準備理事会(FRB)はこのプロセスを既に開始し、ECBも最近の理事会で、同様の方向で文言を修正したと語った。
また、ドイツ政府がワイトマン独連銀総裁を次期ECB総裁に推しているとの独シュピーゲル誌の報道を否定。「こうした議論は被害を及ぼすだけでなく、まったく不適切である」と述べた。
英国の欧州連合(EU)離脱については、「EUと英国の双方にとり被害が最小限になる結果を望む」とし、EU離脱後もロンドンは欧州の重要な金融ハブであり続けると考えていると述べた。
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