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米S&P500とナスダック最高値更新、小売決算好調

2017年05月26日(金)06時41分

 5月25日、米国株式市場は、主要株価指数が続伸して取引を終えた。2016年10月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日の米国株式市場は、主要株価指数が続伸して取引を終えた。家電量販最大手ベスト・バイなど小売り大手の好決算を受けて消費関連銘柄が買われ、S&P総合500種とナスダック総合の両指数は終値として過去最高を更新した。

S&P一般消費財株指数<.SPLRCD>は0.9%上昇、同小売株指数<.SPXRT>は1.6%上がった。

ベスト・バイは21.5%急伸。四半期の既存店売上高が予想に反して増加したことが買い手掛かりとなった。

「トミーヒルフィガー」などの服飾ブランドを保有するPVHコープは堅調な四半期決算が好感されて4.8%上昇した。

小売りのシアーズは、四半期決算が約2年ぶりに黒字転換したことで買われ、株価は13.5%値上がりした。

一方、自動車のゼネラル・モーターズは1.8%安。同社はディーゼルトラックの排ガス検査に際して不正があったとして提訴されている。

原油相場の下落を嫌気してエネルギー株は売られ、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.8%低下した。

ロックフェラー・アンド・カンパニーのジミー・チャング氏は「目先には、明確な危険は見当たらない」と指摘。「不安感がないことや満足感が市場を下支えしている」と述べた。

だがチャング氏は、比較的高い水準にあるバリュエーションを考慮すると、税制改革が進展しなければ相場が一段と上昇するのは難しいかもしれないと語った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.08対1だった。ナスダックも1.15対1で上げ銘柄が下げ銘柄を上回った。米取引所の合算出来高は約64億株で、直近20営業日の平均である68億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21082.95 +70.53 +0.34 21062.96 21112.32 21051.41 <.DJI>

前営業日終値 21012.42

ナスダック総合 6205.26 +42.23 +0.69 6183.02 6217.34 6174.52 <.IXIC>

前営業日終値 6163.02

S&P総合500種 2415.07 +10.68 +0.44 2409.54 2418.71 2408.01 <.SPX>

前営業日終値 2404.39

ダウ輸送株20種 9163.84 +141.32 +1.57 <.DJT>

ダウ公共株15種 720.30 +5.18 +0.72 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1080.75 +5.90 +0.55 <.SOX>

VIX指数 9.99 -0.03 -0.30 <.VIX>

S&P一般消費財 719.70 +6.63 +0.93 <.SPLRCD>

S&P素材 330.64 -0.64 -0.19 <.SPLRCM>

S&P工業 575.15 +3.54 +0.62 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 578.37 +4.04 +0.70 <.SPLRCS>

S&P金融 391.63 +0.95 +0.24 <.SPSY>

S&P不動産 198.44 +0.72 +0.36 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 487.09 -8.87 -1.79 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 876.90 +3.94 +0.45 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 156.25 +0.55 +0.35 <.SPLRCL>

S&P情報技術 966.67 +7.51 +0.78 <.SPLRCT>

S&P公益事業 269.69 +1.88 +0.70 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.15億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 19815 + 15 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 19810 + 10 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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