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米4月鉱工業生産指数、製造業が3年2カ月ぶりの大きな伸び
5月16日、4月の米鉱工業生産指数は製造業が1.0%上昇し、2014年2月以来、3年2カ月ぶりの大きな伸びとなった。写真はカリフォルニア州のシェール掘削設備。2013年4月撮影。(2017年 ロイター/Lucy Nicholson)
[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した4月の鉱工業生産指数は製造業が1.0%上昇し、2014年2月以来、3年2カ月ぶりの大きな伸びとなった。市場予想の0.3%上昇を上回った。自動車生産の拡大が全体をけん引した。米経済が第1・四半期に鈍化した後、第2・四半期は勢いが回復していることを示唆した。
自動車の生産指数は5.0%伸びた。3月は3.6%低下していた。機械は0.9%、組立金属製品は0.5%上昇した。
米経済の約12%を占める製造業は、原油安やドル高、在庫の積み上がりに伴う長期的なマイナス要因が薄れるにつれて回復している。トランプ政権が減税や規制緩和など企業に優しい政策を掲げており、景況感が改善していることも製造業にとっては追い風になっている。
採炭や石油・ガス掘削も好調で、鉱業は1.2%上昇した。電力やガスからなる公益事業の生産指数も0.7%上昇した。例年より暖かかったことから冷房需要が増えた。
工場がどれだけ十分に設備を稼動しているかを示す製造業の設備稼働率は0.7%ポイント上昇の75.9だった。製造業以外も含めた全体の設備稼働率は0.6%ポイント上昇の76.7だった。
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