ニュース速報

ビジネス

今年3度の利上げ、なお良い基本シナリオ=米ダラス連銀総裁

2017年04月20日(木)23時35分

 4月20日、米ダラス地区連銀のカプラン総裁は今年3度の利上げは「依然として良い基本シナリオ」だが、FRBは景気動向を見極めながら柔軟に対応できる余地があるとの考えを示した。写真はワシントンのFRB建物。昨年10月撮影。(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は、今年3度の利上げは「依然として良い基本シナリオ」だが、米連邦準備理事会(FRB)は景気動向を見極めながら柔軟に対応できる余地があるとの考えを示した。ブルームバーグテレビのインタビューで述べた。

総裁は「中央値で年内3度の利上げ予想は依然として良い基本シナリオだ」と指摘。その上で「経済が下振れるようなら(利上げ)回数を減らし、上振れるようなら増やすことができる」と述べた。

自身の予想に財政政策は考慮に入れていないとしている。

労働市場にはなお、幾分緩みが残っているが、完全雇用に近づいているとしたほか、コアインフレ率も緩やかながら引き続き加速していると指摘した。

バランスシート縮小を巡っては、年内か来年初めに着手するとの見方を示し、段階的に行うべきと述べた。また開始2─3カ月前に計画を示すことが適切だと思うとした。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米銀幹部、暗号資産に慎重姿勢 トランプ氏の規制緩和

ビジネス

日経平均2カ月ぶり4万円、日米ハト派織り込みが押し

ワールド

台湾高官が訪米、トランプ氏政権移行チーム関係者と会

ワールド

ブラジル中銀が1%に利上げペース加速、同幅の追加引
MAGAZINE
特集:韓国 戒厳令の夜
特集:韓国 戒厳令の夜
2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達した江戸の吉原・京の島原と並ぶ歓楽街はどこにあった?
  • 3
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 5
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 6
    ノーベル文学賞受賞ハン・ガン「死者が生きている人を…
  • 7
    韓国大統領の暴走を止めたのは、「エリート」たちの…
  • 8
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 9
    「糖尿病の人はアルツハイマー病になりやすい」は嘘…
  • 10
    統合失調症の姉と、姉を自宅に閉じ込めた両親の20年…
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、妻の「思いがけない反応」...一体何があったのか
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    国防に尽くした先に...「54歳で定年、退職後も正規社…
  • 6
    朝晩にロシア国歌を斉唱、残りの時間は「拷問」だっ…
  • 7
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 8
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田…
  • 9
    人が滞在するのは3時間が限界...危険すぎる「放射能…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中