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日産が三菱自へ執行役員追加派遣、4分の1が日産出身に

3月14日、日産自動車は、傘下の三菱自動車へヴァンサン・コベ常務執行役員などを4月1日付で送り込む人事を発表した。両社の連携によるシナジー創出加速や人材交流による競争力強化を狙う。写真は日産のロゴ、2月ロンドンで撮影(2017年 ロイター/Peter Nicholls)
[東京 14日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は14日、傘下に収めた三菱自動車<7211.T>の執行役員に新たに4人が就任する人事を発表した。4月1日付。三菱自の執行役員の4分の1が日産出身者となり、両社の連携による相乗効果の創出加速を目指す。一方、デザイン担当の中村史郎専務執行役員などが3月末で退任する。
現在はダットサン事業を担当するヴァンサン・コベ常務執行役員が三菱自の商品戦略本部長に就く。コベ氏のほか、製品開発部門の藤本直也常務執行役員、欧州日産の専務執行役員を務めるギョーム・カルティエ氏の3人が三菱自の常務執行役員に就任。辻谷隆英理事がアライアンス購買担当として三菱自の執行役員に就く。
この結果、三菱自の執行役員27人のうち日産出身が7人となり、日産は開発、商品戦略、販売、人事、購買など主要部門に役員を送り込むことになる。
これとは別に、両社間の人材交流として開発、購買、生産、営業など複数部門に「お互い10人ずつ出して、相手の良いところをより吸収していく」(三菱自の益子修社長)という。
中村氏は、いすゞ自動車出身。日産再建のため仏ルノー
*内容とカテゴリーを追加しました。
(白木真紀 取材協力:田実直美)