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米株市場は続伸、主要3指数が最高値更新 小売株が買われる

2月21日、米国株式市場は続伸。主要3指数がいずれも終値ベースで過去最高値を更新。決算が堅調だった小売企業株の上昇が株価をけん引したほか、トランプ米大統領の経済政策に対する楽観的な見方からの買いも続いた。NYSEで17日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。主要3指数がいずれも終値ベースで過去最高値を更新。決算が堅調だった小売企業株の上昇が株価をけん引したほか、トランプ米大統領の経済政策に対する楽観的な見方からの買いも続いた。
小売世界最大手の米ウォルマート・ストアーズ
ダウ工業株30種は8営業日連続で最高値を更新。S&Pは主要11セクターがいずれも上昇した。
リバティービュー・キャピタル・マネジメントのリック・メクラー社長は「先週は、トランプ政権の先行きに対する懸念がやや強まっていた。数日経って、こうした不安は一時的に和らいでいるようだ」と分析。「(トランプ政権が)主張している政策を通せるなら、多くの投資家は株価にとって極めて明るい材料だと受け止めるだろう」と述べた。
ただ、トムソン・ロイター・データストリームによると、S&P総合500種の1年後の予想株価収益率は17.8倍と、長期平均の15倍を大きく上回っている。
エンパイア・エクセキューションズのピーター・コスタ社長は「企業の四半期決算は予想よりも好調だった。そして、それこそが投資家の望んでいることだ。彼らは現在の(高水準の)株価を正当化する材料を求めていた」と指摘した。
小売以外の個別銘柄では、フライドチキン・チェーンを展開する米ポパイズ・ルイジアナ・キッチン
米取引所の合計出来高は67億株を上回り、過去20営業日の平均(68億株)とおおむね同水準だった。
騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所が2.57対1、ナスダックは1.38対1でいずれも上昇銘柄が下落銘柄を上回った。