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米利上げ、来年3回以上必要に=リッチモンド連銀総裁

12月16日、リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は、FRBの利上げが来年、3回以上必要になる公算が大きいと述べた。写真は2015年1月、ワシントンで撮影(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)
[シャーロット(米ノースカロライナ州) 16日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は16日、連邦準備理事会(FRB)の利上げが来年、3回以上必要になる公算が大きいとの認識を明らかにした。
国内景気の過熱を徐々に抑制する上で、課題に直面するという見方も示した。
総裁は、景気見通しに関する討論で「後手に回ると、調整が本当に難しくなる」と語った。
またトランプ次期政権下で何らかの財政刺激策が実施されると予想しており、需要が大きく伸びればFRBの利上げペースは一段と速くなる可能性があると指摘した。
FRBは依然として、緩やかに金利を引き上げることが可能だが、おそらく大半の政策担当者が想定しているほど鈍いペースではないとした。
労働市場の力強さを踏まえ、インフレ加速の兆候を注視しているとしたが、FRBが今年、利上げを待ち過ぎたかどうかの判断にはあと数年かかるだろうとした。
*内容を追加します。