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早期の米利上げ必要、景気後退予想せず=ダラス連銀総裁

12月1日、米ダラス連銀のカプラン総裁は、FRBは早期に利上げすべきとの考えをあらためて表明。NYの通りのようす。11月撮影(2016年 ロイター/Mark Kauzlarich)
[サンアントニオ 1日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は早期に利上げすべきとの考えをあらためて表明した。
米経済が近い将来にリセッション(景気後退)に陥るとは予想していないと指摘。個人消費は堅調で、次期政権による新たな経済政策がなくても、国内総生産(GDP)伸び率を年間2%程度に押し上げるとした。
総裁は「われわれは近い将来、緩和策の一部を解除すべき時期に来ている」とした。
また講演後、記者団に対し、トランプ次期政権の政策について「どうなるか予測しないよう注意している」とし、来年2%程度の成長率になるとの予想は変えないと述べた。政策の中身が明らかになるのに伴い、新たな政策があれば分析し、調整するとした。
またドル高や海外の動向も政策を決定する上で勘案する必要があると話した。