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利上げへの忍耐強い姿勢可能、世界情勢ぜい弱=パウエル米FRB理事
2016年09月30日(金)00時13分
9月29日、米FRBのパウエル理事は米経済は底堅いとしながらも、ぜい弱な海外情勢を踏まえるとFRBは利上げを決定する上で忍耐強い姿勢で臨むことが可能との認識を示した。写真は2015年8月、ワシントンで講演する同理事(2016年 ロイター/Carlos Barria)
[セントルイス 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル理事は、米経済は底堅いとしながらも、ぜい弱な海外情勢を踏まえると、FRBは利上げを決定する上で忍耐強い姿勢で臨むことが可能との認識を示した。地銀関連の会議で述べた。
理事は「世界は成長が低迷し、デフレ圧力が存在する状況にある」とし、「われわれは引き続き忍耐強くいられる」と述べた。
自身が年内の利上げを想定しているかどうかは明らかにしなかった。
米経済が引き続き現在の軌道上にあるなら、FRBは緩やかな利上げを行うべきとの考えに同意するとした。
理事は、現在のトレンドが続けば「今後の進むべき正しい軌道は緩やかな利上げだ。すべては経済が順調な進展が続くかにかかっている」と述べた。
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