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ECBに過剰負担の恐れ、政府も成長促進へ行動を=仏中銀総裁
2016年08月31日(水)23時20分
8月31日、ビルロワドガロー仏中銀総裁は、ECBは過剰な負荷をかけられるべきではないと述べた。写真は昨年9月撮影。(2016年 ロイター/Jacky Naegelen)
[フランクフルト 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、ECBは過剰な負荷をかけられるべきではなく、政府などが持続可能な成長実現に向け役割を果たすべきとの認識を示した。
「欧州はより持続可能な成長が必要であり、すべての経済政策はこの目的に寄与すべき」と指摘。「金融政策だけに過大な負担をかけることができないし、やるべきでもない。だが実に多くの政府がそうしたいと考えている」と述べた。
総裁はまた、ECBはマイナス金利による銀行収益への悪影響に目配りしながら、慎重に金融政策を策定する必要があるとした。
銀行セクターの問題に対処するには、不良債権の処理を進めるとともに、国境を越えた再編が求められるとした。
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