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英経済は来年リセッション入りも、EU離脱決定で=欧州委
7月19日、欧州委員会は英経済はEU離脱決定を受け、来年リセッションに陥る可能性があるとの見方を示した。写真は英国旗とEUの旗。昨年11月ロンドンで撮影。(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州委員会は19日、英経済は欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定を受け、来年リセッション(景気後退)に陥る可能性があるとの見方を示した。
欧州委がブレグジットによる景気への影響を評価するのはこれが初めて。
今年の英成長率は1.3━1.6%程度に「著しく減速する」見通しとし、従来予想の1.8%から下方修正した。
来年については、最悪の場合マイナス0.3%まで落ち込むとし、より楽観的なシナリオではプラス1.1%と見込んだ。ただそれでも従来予想のプラス1.9%からは大幅な引き下げとなる。
欧州委は英国のEU離脱決定は「英国だけでなく、主に不透明感や投資、貿易など複数の波及経路を通じて他のEU経済に対しても影響が広がる」とした。
ユーロ圏の成長率は今年が1.5━1.6%、来年はさらに1.3━1.5%に減速するとの見通しを示した。5月時点の予想は今年が1.6%、来年が1.8%だった。