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英EU離脱決定後の市場反応、概ね想定内=米SF連銀総裁

7月5日、ウィリアムズ米SF連銀の総裁は英国のEU離脱決定後の米市場の反応は想定内との認識を示した。写真はEU離脱決定に反対する英国民のデモの様子。2日撮影。(2016年 ロイター/ Neil Hall)
[サンフランシスコ 5日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け米市場で見られた反応はおおむね想定の範囲内で、米経済への影響はここ数年間に起きた他のイベントほど大きくないとの認識を示した。
同総裁は5日に内容が公表されたマーケット・ウオッチとのインタビューで、「今後の具体的な事態の進展をめぐり不透明感は存在しているものの、経済的な影響、および基調的なシナリオは比較的穏当だ」と指摘。「2011─12年のユーロ圏(債務)危機ほど大きな影響はない」と述べた。
そのうえで、このことは米経済は堅調であるとの見解を示していることかとの質問に対し、その通りだと述べた。
同総裁は5月、米経済は年内に2─3回の利上げに耐えられるとの見解を示しているが、今回はこうした発言は行わなず、「一定の期間に1回、もしくは2回、3回の利上げが実施されるかについてはそれほど気にしていない」と述べ、経済情勢に沿って徐々に緩和的な政策の引き揚げに向けて動いていることが重要となるとの見解を示した。
インタビューは前週1日に実施された。