ニュース速報

ビジネス

英EU離脱決定後の市場反応、概ね想定内=米SF連銀総裁

2016年07月06日(水)02時55分

 7月5日、ウィリアムズ米SF連銀の総裁は英国のEU離脱決定後の米市場の反応は想定内との認識を示した。写真はEU離脱決定に反対する英国民のデモの様子。2日撮影。(2016年 ロイター/ Neil Hall)

[サンフランシスコ 5日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け米市場で見られた反応はおおむね想定の範囲内で、米経済への影響はここ数年間に起きた他のイベントほど大きくないとの認識を示した。

同総裁は5日に内容が公表されたマーケット・ウオッチとのインタビューで、「今後の具体的な事態の進展をめぐり不透明感は存在しているものの、経済的な影響、および基調的なシナリオは比較的穏当だ」と指摘。「2011─12年のユーロ圏(債務)危機ほど大きな影響はない」と述べた。

そのうえで、このことは米経済は堅調であるとの見解を示していることかとの質問に対し、その通りだと述べた。

同総裁は5月、米経済は年内に2─3回の利上げに耐えられるとの見解を示しているが、今回はこうした発言は行わなず、「一定の期間に1回、もしくは2回、3回の利上げが実施されるかについてはそれほど気にしていない」と述べ、経済情勢に沿って徐々に緩和的な政策の引き揚げに向けて動いていることが重要となるとの見解を示した。

インタビューは前週1日に実施された。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

IMF、日本の成長率見通し引き下げ トランプ関税の

ビジネス

IMF、新興国の成長率見通し引き下げ 資金調達問題

ビジネス

英成長率、今年1.1%に下方修正 インフレは上振れ

ビジネス

IMF、中南米・カリブ海諸国の2025年成長率見通
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 2
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 3
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボランティアが、職員たちにもたらした「学び」
  • 4
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 5
    パウエルFRB議長解任までやったとしてもトランプの「…
  • 6
    遺物「青いコーラン」から未解明の文字を発見...ペー…
  • 7
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 8
    「アメリカ湾」の次は...中国が激怒、Googleの「西フ…
  • 9
    なぜ? ケイティ・ペリーらの宇宙旅行に「でっち上…
  • 10
    コロナ「武漢研究所説」強調する米政府の新サイト立…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 4
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 7
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 10
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中