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出光興産の経営陣、昭シェルとの合併反対の創業家と11日面談へ

2016年07月05日(火)16時59分

 7月5日、出光興産の経営陣が昭和シェル石油との経営統合に反対する創業家に面談を申し入れたことが分かった。写真は出光興産の看板。都内で昨年11月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 出光興産<5019.T>の経営陣が昭和シェル石油<5002.T>との経営統合に反対する創業家と11日に面談することが分かった。創業家の代理人である浜田卓二郎弁護士の事務所が5日、明らかにした。ただ、統合の白紙撤回を求める姿勢に変化はなく、早期の決着は難しそうだ。

同事務所によると、出光側は創業者の長男で元社長の出光昭介氏に面談を申し入れていた。

面談申しれについて、出光側は「創業家とはこれまでもコミュニケーションを取ってきており、これからも続けていく。面談はその一環だ」と説明。話し合いの議題などについてのコメントは避けた。

一方、創業家側は「これまでと変わりはない。あくまでも合併に反対する」(浜田事務所)としている。

創業家側は、企業文化の違いなどを理由に、来年4月に予定されている昭和シェルとの合併に反対している。財団などが持つ同社株を含め、特別決議で拒否権のある3分の1超を保有すると主張している。

*内容を追加します。

(浦中大我 編集:山川薫)

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