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中国、鉄鋼過剰生産能力削減を確約=米財務長官

2016年06月07日(火)23時49分

6月7日、ルー米財務長官は中国が鉄鋼の過剰生産能力の削減のほか、赤字を計上し続けながらも存続している「ゾンビ企業」の縮小を確約したことを明らかにした。写真は同日、北京で記者会見するルー長官(2016年 ロイター/Damir Sagolj)

[北京 7日 ロイター] - ルー米財務長官は7日、中国が鉄鋼の過剰生産能力の削減のほか、赤字を計上し続けながらも存続している「ゾンビ企業」の縮小を確約したことを明らかにした。

ルー長官は北京で開かれていた米中戦略・経済対話後に「中国は、中央政府の政策と支援が鉄鋼生産能力の純拡大につながらないようにするとともに、リストラや破たんなど多岐にわたる措置を通して、いわゆる『ゾンビ企業』を積極的に適切に縮小していくことを確約した」と述べた。

具体的には、市場原理に基づきどの製鉄所が過剰となっているのか見極めるとともに、経済協力開発機構(OECD)と協力して問題解決に取り組む。

中国の朱光耀財政次官は、鉄鋼の過剰生産能力をめぐる問題については国際的な協調が必要になるとの見方を示した。

ルー長官によると、米中はアルミニウム生産能力の過剰問題への対処については合意できず、今後も協議を継続する。

ロイター
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