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JBIC、16年3月期経常利益は前年比64%減 資源安が影響
2016年06月03日(金)18時10分
[東京 3日 ロイター] - 国際協力銀行(JBIC)が発表した2016年3月期決算では、経常利益が前年比64%減の427億円となった。資源関連融資を中心とした貸し倒れ引当金の繰り入れが要因。
国庫納付金も減少し、2012年の株式会社としての発足以降、最低水準の213億円に落ち込んだ。
延滞債権などリスク管理債権比率(銀行法基準)は2548億円と、前年度から247億円増加、貸出金残高に占める割合は1.88%となった。昨年度の1.59%から上昇した。
JBICは、財政融資資金や外国為替資金からの借り入れのほか、政府保証外債の発行を通じて資金調達を行っている。このため、「消費税率引き上げの延期により国債の格付けが引き下げられれば、資金調達コストの上昇にもつながりかねない。国債格付けを注視していく」(西谷毅・財務部長)とした。
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