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桜井委員の経歴、日銀「詐称に当たらず」・菅長官「表現の問題」

2016年05月09日(月)15時08分

 5月9日、一部週刊誌が日銀審議委員(写真)の経歴について詐称の疑いがあると報じたことについて、日銀は経歴詐称ではないとコメントした。4月1日撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 9日 ロイター] - 一部週刊誌が日銀審議委員の経歴について詐称の疑いがあると報じたことについて、日銀は9日、経歴詐称ではないとコメントした。菅義偉官房長官は午前の会見で「日銀のウェブサイト上の表現の正確性の事柄であり、日銀が適切に対応する」と語った。

週刊ポストが指摘したのは、4月に日銀審議委員に就任した桜井真氏の経歴。博士号を取得していないにもかかわらず、日銀のホームページには「博士課程修了」と記載しており、経歴に疑惑があると報じた。

日銀ではこれまで、博士号を取得している政策委員の経歴にはその旨を明記しており、単位取得退学などの場合は「博士課程修了」とのみ記載している。このため広報課では、桜井委員の経歴も従来と同様の対応であり、「経歴詐称には当たらない」としている。

日銀審議委員は、日銀の最高意思決定機関である政策委員会のメンバーで、同委員会は総裁1人、副総裁2人、審議委員6人の計9人で構成されている。政府が候補者を衆参両院に提示し、それぞれの同意を得て内閣が任命する。

*内容を追加します。

ロイター
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