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実質GDP改定値、10─12月期は年率-1.1%に上方修正 設備投資上振れ
3月8日、2015年10─12月期実質国内総生産2次速報値は、1次速報値から上方修正となった。川崎市で昨年11月撮影(2016年 ロイター/THOMAS PETER)
[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した2015年10─12月期実質国内総生産(GDP)2次速報値は、1次速報値から上方修正となった。前期比はマイナス0.3%(1次速報値マイナス0.4%)、年率換算ではマイナス1.1%(同マイナス1.4%)。設備投資の上振れや在庫投資の寄与度上昇で、マイナス幅が縮小した。
主要項目別にみると、設備投資は財務省が1日に発表した法人企業統計を反映させた結果、1次速報値のプラス1.4%からプラス1.5%に上方修正された。業種別では不動産や運輸関係が寄与した。
また、在庫投資の寄与度はマイナス0.1%からマイナス0.0%へと小幅に上振れした。
一方、個人消費はマイナス0.8%からマイナス0.9%に下方修正された。白物家電などが振るわなかったほか、暖冬の影響で暖房器具の売れ行きが伸びなかったとの指摘もある。
ロイターの事前予測調査では、中央値が前期比マイナス0.4%、年率マイナス1.5%となっていた。
*内容を追加します。
(梅川崇)