ニュース速報

ビジネス

米失業保険申請件数予想外の増加、労働市場なお底堅く

2016年03月04日(金)00時25分

3月3日、米労働省が発表した2月27日終了週の新規失業保険申請件数は減少予想に反して増加した。写真は2014年9月、ボストンで(2016年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米労働省が発表した、2月27日終了週の新規失業保険申請件数は減少予想に反して増加した。

ただ、基調的なトレンドは引き続き、労働市場が底堅さを増す現状を示した。労働市場が堅調さを保つことを示す兆候から、昨年第4・四半期に鈍化した景気が再び勢いを取り戻しつつある状況が改めてうかがえた。

新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比6000件増の27万8000件。市場予想は、27万1000件への減少を見込んでいた。

労働市場の健全さを示すとされる30万件を1年間下回り続け、1970年代初め以降で最長となった。

雇用情勢をより正確に示すとされる、4週間移動平均は1750件減の27万0250件と、昨年11月の終わり以来の低水準だった。

2月20日終了週の受給総数は、3000件増の225万7000件。

RDQエコノミクスの首席エコノミスト、ジョン・ライディング氏は「労働市場のトレンドは引き続き健全な状態にある」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:豪が子どものSNS利用禁止を計画、「孤立

ビジネス

利下げ急ぐ必要なし、インフレ率2%回帰に向け=アト

ワールド

ハマス最高指導者後任、ガザ地区外から選出か シンワ

ビジネス

米国株式市場=ダウ・S&P最高値、ネトフリとハイテ
MAGAZINE
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
2024年10月22日号(10/16発売)

米大統領選を揺るがす「オクトーバー・サプライズ」。最後に勝つのはハリスか? トランプか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 2
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くその正体
  • 3
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせる作戦か、戦争でタガが外れたのか
  • 4
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    衝撃の暴露...トランプとプーチンの「黒い蜜月」・核…
  • 7
    ナチス・ドイツの遺物が屋根裏部屋に眠っていた...そ…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    大谷翔平効果か......ワールドシリーズのチケットが…
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    『シビル・ウォー』のテーマはアメリカの分断だと思っていたが......
  • 3
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 4
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 5
    「メーガン・マークルのよう」...キャサリン妃の動画…
  • 6
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 7
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 8
    東京に逃げ、ホームレスになった親子。母は時々デパ…
  • 9
    ビタミンD、マルチビタミン、マグネシウム...サプリ…
  • 10
    性的人身売買で逮捕のショーン・コムズ...ジャスティ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 6
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 7
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 8
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 9
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 10
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中