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スズキ・VWの提携解消係争決着、賠償請求で和解成立
3月10日、スズキはVWとの係争で和解が成立したと発表した。写真はスズキのロゴマーク。カリフォルニア州で2012年11月撮影(2016年 ロイター/Mike Blake)
[東京 10日 ロイター] - スズキ<7269.T>は10日、独フォルクスワーゲン(VW)
VWが損害賠償請求を取り下げ、スズキが3月末までに一定の和解金を支払う。和解の金額や詳細な内容はVWとの契約により非公表としているが、スズキの2016年3月期連結業績に与える影響は軽微という。和解により4年以上にわたった提携解消をめぐる係争はすべて終了する。
スズキは2009年にVWと資本業務提携したが、技術供与や経営の自主独立性などをめぐり対立。11年11月から提携解消を求めて国際仲裁裁判所を通じて争ってきた。15年8月には提携解消が認められ、スズキはVWが保有する自社株を買い戻した。ただ、提携契約期間中にスズキがVWからではなく、フィアット(現フィアット・クライスラー・オートモービルズ)からディーゼルエンジンの調達を受けることを発表し、VWはこれを契約違反として強く非難。同裁判所も一定の契約違反にあたるとして、VWには損害賠償請求権を認めていた。
(白木真紀)