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ECB中銀預金金利、マイナス0.7%まで低下の公算=JPモルガン
2月9日、JPモルガンはECBが再度積極的な緩和策を実施し、現在マイナス0.3%としている中銀預金金利を早くて6月までに40ベーシスポイント(bp)引き下げ、マイナス0.7%とするとの予想を示した。写真は2015年1月、フランクフルトで(2016年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ロンドン 9日 ロイター] - JPモルガンは9日、欧州中央銀行(ECB)が再度積極的な緩和策を実施し、現在マイナス0.3%としている中銀預金金利を早くて6月までに40ベーシスポイント(bp)引き下げ、マイナス0.7%とするとの予想を示した。
JPモルガンのユーロ圏担当エコノミスト、グレッグ・フゼシ氏は顧客へのノートで、ECBは3月に中銀預金金利をマイナス0.5%に引き下げ、その後、早ければ6月にも同金利をマイナス0.7%に引き下げる可能性があると予想。債券買い入れ策の期限も2017年末まで延長されるとの見方を示した。
同氏は、ユーロ圏のインフレ率が目標に向け上昇するペースはECBのスタッフ予想よりも緩慢になると見ていること、また、下向きリスクが根強く残るこうした環境にECBが一段と神経質になると見られることがこうした予想の背景にあるとしている。