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2016年度コアCPI+0.8%、従来+1.4%=日銀展望リポート

1月29日、日銀は金融政策決定会合で2017年度までの経済・物価見通しを「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」として公表した。写真は都内で昨年6月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[ 29日 ロイター] - 日銀は29日の金融政策決定会合で2017年度までの経済・物価見通しを「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」として公表した。金融政策運営の目安とする消費者物価指数(消費税の影響を除く、生鮮除くコアCPI)の見通しは、16年度をこれまでの前年比1.4%上昇から同0.8%上昇に下方修正した。
17年度は消費税率引き上げの影響を除いたベースで、従来の同1.8%上昇を変更しなかった。
見通しを作る上での想定原油価格(ドバイ)の前提は、バレル35ドルを出発点に、見通し期間の終盤にかけて40ドル台後半に緩やかに上昇していくとした。これまでの50ドルから60ドル台前半に上昇していくとの想定を引き下げた。
ー2016年度コアcpi+0.8%、従来+1.4%=日銀展望リポート
ー2017年度コアcpi+1.8%、従来+1.8%=日銀展望リポート
ー2015年度コアcpi+0.1%、従来+0.1%=日銀展望リポート
ー原油の想定はバレル足元35ドルから先行き40ドル台後半、従来50ドルから60ドル台前半=日銀
ーエネルギーの物価への影響は15年度‐0.9%、従来‐0.9%=日銀
ーエネルギーの物価への影響は16年度‐0.7─‐0.8%、従来‐0.2%=日銀
ーエネルギーの物価への影響、17年度前半中におおむねゼロになると試算=日銀