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金融市場、原油安と中国に過剰反応=IMFチーフエコノミスト

1月19日、国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、モーリス・オブストフェルド氏(中央)は、国際金融市場が原油安と中国に過剰反応しているようだとの認識を示した。写真はリマで昨年10月撮影(2016年 ロイター/Mariana Bazo)
[ロンドン 19日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、モーリス・オブストフェルド氏は19日、国際金融市場が原油安と中国に過剰反応しているようだとの認識を示した。
中国が、為替も含め、政策全体の方向性を明らかにすることが重要だとも述べた。
同氏は、世界経済見通しの発表後に会見し「ボラティリティーとリスク回避という環境の下で、市場がかなり小さな情報に非常に強く反応している可能性があると言っても誇張ではない」と述べた。
原油安については、産油国に圧力がかかっているが、世界の消費者にとっては恩恵であり、相殺効果のないマイナスではないと述べた。
欧州にはデフレ圧力が明らかに残っているとも発言。欧州中央銀行(ECB)は追加措置を講じる用意があることを示唆しており、「データが出てくるのに伴い、それが起きると予想している」と述べた。
*内容を追加しました。