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米国株式市場は大幅反落、原油安と中国経済を懸念
1月15日、米国株式市場は大幅反落で取引を終えた。写真はニューヨーク証券取引所で同日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[15日 ロイター] - 15日の米国株式市場は大幅反落で取引を終えた。原油価格が1バレル=30ドルを下回ったことでエネルギー株が売られたほか、中国経済の先行き懸念も相場の重しとなった。
ダウ工業株30種平均<.DJI>は390.97ドル(2.39%)安の1万5988.08ドルと全面安で取引を終えた。
S&P総合500種指数<.SPX>は41.51ポイント(2.16%)安の1880.33。構成銘柄の5分の1以上が過去52週間で最安値をつけ、主要10部門全てが大幅に落ち込んだ。S&P500種は昨年5月の最高値から約12%の下落となっており、いわゆる「調整」の域に入っている。
ナスダック総合指数<.IXIC>は126.58ポイント(2.74%)安の4488.42だった。
週間でも値下がりし、ダウとS&Pがそれぞれ約2.2%、ナスダックは約3.3%のマイナスとなった。
小型株のラッセル2000種指数<.RUT>は一時約3.5%安となり、2013年7月以来の安値に落ち込んだ。
中国の主要株価指数は3%を超える値下がりとなった。年明けからは18%安となっている。中国当局には下落を止めることができないのではないかとの見方が出ている。中国懸念もあり、15日の原油価格は6.5%下落した。これに伴いS&Pエネルギー株指数<.SPNY>は2.87%低下した。
S&Pハイテク株指数<.SPLRCT>は3.15%低下し、部門別で最も不調だった。半導体大手インテル
投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス(VIX指数)<.VIX>は29.2%上昇の30.95と、昨年9月以来の高水準をつける場面もあった。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ2591で上げ529だった。ナスダックは下げ2377で上げ502だった。
取引量は多く、米取引所の合算出来高は約108億株と、直近20営業日の平均である76億株を大幅に上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 15988.08 -390.97 -2.39 16354.33 16354.33 15842.11 <.DJI> .DJI
前営業日終値 16379.05
ナスダック総合 4488.42 -126.59 -2.74 4464.37 4520.45 4419.41 <.IXIC> .IXIC
前営業日終値 4615.00
S&P総合500種 1880.33 -41.51 -2.16 1916.68 1916.68 1857.83 <.SPX> .SPX
前営業日終値 1921.84