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年内4度の利上げ決定ではない、経済動向が左右=米SF連銀総裁

2016年01月09日(土)09時22分

 1月8日、SF連銀のウィリアムズ総裁、年内4度の利上げは決定事項ではないと発言。昨年12月撮影(2016年 ロイター/Stephen Lam)

[サンタ・バーバラ(米カリフォルニア州) 8日 ロイター] - 米サンフランシスコ(SF)地区連銀のウィリアムズ総裁は、年内4度の利上げは決定事項ではなく、国内外の経済状況によりペースは速くも遅くもなるとの考えを示した。講演後、記者団に対し述べた。

経済成長が続き、コアインフレ率が安定化するとともに失業率が継続的に低下すれば、米連邦準備理事会(FRB)は今年4度の利上げを行うだろうとした。

今年の米経済成長率は2━2.25%を見込むとし、現在5%の失業率のさらなる低下を後押しするともに、インフレ率を目標の2%に向けて押し上げるとの見方を示した。

一方で「予想中央値では4度の利上げが見込まれているが、決まったわけではない」とし、利上げペースは実際の状況に左右されるとの見方を示した。

不動産価格の上昇は、経済が過熱気味であるとの危険信号を発している可能性があるとしたが、大規模な建設、信用ブームなど、他の懸念材料は見当たらないとした。

現在4兆5000億ドルまで拡大しているバランスシートについては、最終的な規模が1兆5000億ドルを下回ることはないだろうとし、危機前の水準を上回るとしている。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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