ニュース速報

ビジネス

米国株式市場は下げ一服、投資家は警戒姿勢維持

2016年01月06日(水)07時10分

 1月5日、米国株式市場は前日の下げが一服し、横ばい圏で終わった。ただ値動きは不安定で投資家は警戒姿勢を維持した。ニューヨーク証券取引所で4日撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は前日の下げが一服し、横ばい圏で終わった。ただ値動きは不安定で投資家は警戒姿勢を維持した。バイオ医薬品のギリアド・サイエンシズは1.3%高。B型肝炎治験薬が既に承認された同種の「ビリアード」よりも安全、かつ効果が同等との結果が判明した。

糖尿病薬の市場シェアが第4・四半期に拡大した製薬のイーライ・リリーは1.5%上がった。

太陽光発電モジュール製造のファースト・ソーラーは、ゴールドマン・サックスによる投資判断引き上げを受け、8%上昇した。

アップルは2.5%下落。最新スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6S/6Sプラス」の減産見通しが報じられたことが影響した。

年明けの世界的な株安の震源地となった中国では5日、人民銀行(中央銀行)が市場の動揺を抑えるために200億ドルを短期市場に供給した。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は「新年初日のかなり大幅な値下がりからは持ち直しつつある」と指摘。それでもマクロ経済や金融政策、地政学などの各方面にはいずれも今後の基本シナリオを脅かしかねない懸念材料が多く、投資家は困惑した状態が続いているとの見方を示した。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1812で下げ1277(比率は1.42対1)、ナスダックが上げ1473で下げ1342(1.10対1)だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17158.66 +9.72 +0.06 17147.50 17195.84 17038.61 <.DJI>

前営業日終値 17148.94

ナスダック総合 4891.43 -11.66 -0.24 4917.84 4926.73 4872.74 <.IXIC>

前営業日終値 4903.09

S&P総合500種 2016.71 +4.05 +0.20 2013.78 2021.94 2004.17 <.SPX>

前営業日終値 2012.66

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米当局、3大PBMの薬価つり上げ指摘 73億ドル多

ワールド

食品包装の前面への栄養成分表示、米FDAが提案

ワールド

トランプ次期政権の運輸長官候補、ボーイング信頼回復

ワールド

イランと欧州、核協議再開目指し会談 イラン外相発表
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 6
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 7
    トランスジェンダーを抹消か...トランプ政権、気候変…
  • 8
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 9
    テイラー・スウィフトの「ダンス動画」が話題...「こ…
  • 10
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中