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債券ファンドから131億ドル流出、米FOMC前=週間調査
[ロンドン 18日 ロイター] - 約10年ぶりの利上げが実施された12月15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)前に、債券ファンドから131億ドルの資金が流出していたことが、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの週間調査(12月16日までの1週間)から明らかになった。
流出額は2013年6月以来最大。資金流出は幅広い債券ファンドに及び、高利回り債ファンドからは53億ドル、投資適格級債ファンドからは33億ドル、新興国債ファンドからは22億ドルがそれぞれ流出。高利回り債ファンドからの流出額は1年ぶりの高水準、新興国債ファンドからの流出額は3カ月ぶりの高水準だった。投資適格級債ファンドからの流出額は過去2年で2番目の高さとなった。
株式ファンドからも61億ドルが流出した。
米株式ファンドからは42億ドル、新興国株ファンドからは13億ドルからそれぞれ流出。新興国株ファンドからの資金流出は7週連続。
欧州株ファンドには6億ドルの資金が流入したものの、過去11週間で最小の規模となった。