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米株は369ドル高、底堅い雇用統計受け米経済好調の見方広がる

2015年12月05日(土)09時31分

  12月4日、米国株式市場は反発して取引を終えた。11月の米雇用統計が底堅かったことで米経済は好調だとの見方が広がった。NY証券取引所で撮影(ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 4日の米国株式市場は反発して取引を終えた。朝方発表された11月の米雇用統計が底堅かったことで米経済は好調だとの見方が広がった。

ダウ工業株30種平均は369.96ドル(2.12%)高の1万7847.63ドルで取引を終えた。S&P総合500種指数は42.07ポイント(2.05%)高の2091.69。ナスダック総合指数は104.74ポイント(2.08%)高の5142.27だった。

週間ベースでも値上がりし、ダウとナスダックがともに約0.3%、S&Pは約0.1%それぞれ上昇した。

11月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が21万1000人増加した。9月と10月は合わせて3万5000人上方修正された。失業率は7年半ぶりの低水準となる5.0%で変わらなかった。

アナリストらは、今回の雇用統計は、米連邦準備理事会(FRB)が今月、約10年ぶりの利上げに踏み切ることを後押しする内容だと話す。

12月利上げ予想を背景に、金利上昇の恩恵を受ける金融株が全体をけん引。S&P金融株指数は約2.7%値を上げた。

S&Pの主要10部門のうち9つが値上がり。エネルギー株指数だけが低下し約0.5%安となった。原油価格の低迷が続く中、石油輸出国機構(OPEC)が生産枠を過去最高水準に維持する意向だとの報道を受けて売られた。

騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では上げ1999で下げ1045(1.91対1)だった。ナスダックは上げ1840で下げ965(1.91対1)だった。

米取引所の合算出来高は約77億株で、直近20営業日の平均である69億株を上回った。

*見出しを変更し、写真を付けて再送します。

ロイター
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