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米フィラデルフィア連銀総裁、12月利上げに支持表明
[フィラデルフィア 4日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は4日、持続的成長を支え、米連邦準備理事会(FRB)の信認を維持するため、早期の利上げ開始に支持を表明した。7月の就任後、初の公式発言となる。
ハーカー総裁は、12月に利上げを開始すれば、その後の引き締めペースは緩やかとなり、インフレ率も目標の2%に向けてスムーズに上昇していくとの見解を示した。
「遅いよりは早めの利上げを支持する」とし、「金融政策の正常化プロセス開始を遅らせることで、FRBの信認が失墜し、経済をめぐる不透明性が増すリスクを懸念している」と語った。
また、経済が正常な状態に近付くにつれ、「安定的かつ緩やかな」経済成長になることを見込んでいるとの見方を示した。
FRBが15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るとの見方が大勢となっている。
ハーカー総裁は「年内の利上げは、金融政策をめぐる不透明性の軽減や物価安定を伴う持続的成長の継続を支える」と強調した。