スイスフランが5年ぶり安値、ＥＣＢ理事会控え

　１１月２７日の欧州市場でスイスフランが対ドルで下落、２０１０年８月以来の安値を付けた。写真はフランとユーロの紙幣、１月撮影（２０１５年　ロイター/Dado Ruvic）

［ロンドン　２７日　ロイター］ - ２７日の欧州市場でスイスフランが対ドルで下落、２０１０年８月以来の安値を付けた。欧州中央銀行（ＥＣＢ）が来週利下げを決めれば、スイス中銀も対応を迫られるのではないかとの観測が浮上している。

スイスフランは約１％安の１ドル＝１．０３２８フラン。対ユーロでも０．５％以上下落し、１ユーロ＝１．０９２２フラン。

クレディ・アグリコルの為替ストラテジスト、Manuel Oliveri氏は「２日前からＥＣＢの緩和でサプライズがあるとの見方が浮上しており、スイスフランが売られている」と述べた。