ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏製造業PMI、10月改定値は52.3 前月比小幅上昇

2015年11月02日(月)19時22分

 11月2日、マークイットが発表した10月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.3と前月の52.0から小幅上昇した。写真はスペインのバルセロナ近郊の自動車工場。2014年12月撮影(2015年 ロイター/Gustau Nacarino)

[ロンドン 2日 ロイター] - マークイットが2日発表した10月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.3と前月の52.0から小幅上昇した。速報値は52.0だった。販売価格が引き下げられ、欧州中央銀行(ECB)の大規模な刺激策が製造業の押し上げにほとんど効果を見せていないことが示された。

ただ、景気の拡大・悪化の分かれ目となる50は2年以上連続で上回っている。

生産指数は53.6。前月は53.4、速報値は53.3だった。ECBが資産買い入れを開始した今年3月も53.6だった。

産出価格指数は48.6と、8カ月ぶり低水準。前月は48.7、速報値は49.3だった。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、ユーロ圏の製造業の回復は依然として弱いと指摘。「生産は活気に欠け、雇用の伸びは8カ月ぶり低水準となり、産出価格も2月以来の低水準だ」と述べ、ECBが追加刺激策を検討しているのは当然のことだとの考えを示した。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英財務相、ヒースロー空港新滑走路建設を支持 経済対

ワールド

ジェット機がヘリコプターと衝突、ワシントンのレーガ

ビジネス

英予算案、増税など変更余儀なくされる可能性=シンク

ビジネス

28年度の国債利払い費、25年度比で1.5倍に 財
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 3
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? 専門家たちの見解
  • 4
    トランプのウクライナ戦争終結案、リーク情報が本当…
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 7
    東京23区内でも所得格差と学力格差の相関関係は明らか
  • 8
    女性が愛おしげになでていたのは「白い犬」ではなく.…
  • 9
    フジテレビ局員の「公益通報」だったのか...スポーツ…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果が異なる【最新研究】
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 6
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 7
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 8
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 9
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中