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日産・ルノーの資本関係、あらゆる再調整に反対=仏経済相
10月27日、マクロン仏経済相はルノーと日産自動車の資本関係について、あらゆる再調整に反対する考えを示した。写真はインドのルノーのショールームにあるロゴ。8月22日撮影。(2015年 ロイター/Amit Dave)
[27日 ロイター] - フランスのマクロン経済相は27日、自動車メーカーのルノー
これに先立ちロイターは、関係筋の話として、日産自が仏政府の影響力抑制に向けルノーの株式買い増しを計画していると報道。日産は仏政府への提案文書で、ルノー・日産連合の共同意思決定において両社に同等の権利を与えることや、株式持ち合い比率のバランスを25%と35%に改善させることを求めたという。
ルノーは現在、日産株43.4%と議決権を保有、日産は議決権のないルノー株15%を保有している。
仏政府は4月にルノー株式の保有比率を15%から19.7%に一時的に引き上げ、議決権を倍にする措置を講じているが、マクロン経済相は記者団に対し「資本関係のバランスを維持することが望ましい」とした上で「変更や調整等で関係が不安定化することがあってはならず、利害対立を招きかねない」と語った。