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NY市場サマリー(23日)
[23日 ロイター] - <為替> ユーロが対ドルで引き続き値下がりした。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が前日、12月の追加緩和の可能性に言及したことが引き続き材料視された。こうしたなか、中国の利下げを受け、豪ドルなど中国との絡みで取引される資源国通貨は当初値上がりしたものの、その後は買いが続かなかった。
<債券> 国債利回りが上昇。中国人民銀行が1年弱で6回目となる利下げに踏み切り、世界株高となる中、指標10年債利回りは2週間ぶりの高水準に達した。
<株式> 続伸して取引を終えた。マイクロソフトなど決算が好調だったハイテク株が買われ、全体水準を押し上げた。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の利下げに踏み切ったことも相場を押し上げた。
<金先物> 対ユーロでのドル高を背景に押され、3日続落した。12月物の清算値は前日比 3.30ドル安の1オンス=1162.80ドルと、中心限月の清算値ベースとしては10月9日(1155.90ドル)以来約2週間ぶりの低水準となった。外国為替市場では、対ユーロでのドル安を背景にドル建てで取引される金塊などに割高感が生じ、金を押し下げた。また、中国人民銀行(中央銀行)による利下げを受けて、世界的に株高となったことから、投資家らのリスク回避姿勢が後退。安全資産としての金を売る動きも見られた。
<米原油先物> 中国の利下げを好感して朝方まではおおむね堅調に推移していたものの、その後は一段のドル高に圧迫されて反落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.78ドル(1.72%)安の1バレル=44.60ドル。中心限月の清算値ベースとしては約1カ月ぶりの低水準で、週間では2.8%安となった。