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近い将来利上げ開始、米景気に勢い=サンフランシスコ連銀総裁

10月19日、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、米FRBが近い将来利上げを始めるべきとの認識を示した。写真はワシントンで昨年10月撮影(2015年 ロイター/Stelios Varias)
[サンフランシスコ 19日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は19日、海外から強い逆風が吹きインフレを抑えるものの、米景気には勢いがあり、米連邦準備理事会(FRB)は「近い将来」利上げを始めるべきとの認識を示した。
総裁はブルームバーグ・テレビのインタビューで「個人的見解として近い将来に利上げが始まるものと認識している」と語った。総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っている。
労働力人口を増やし賃金を引き上げるためにも金利の上昇は段階的であるべきとする一方、「高圧的な経済が長く続くようなことは望ましくない。90年代や2000年代にみられたように、経済が持続可能でなくなると、やがては間違った方向に行ってしまう」と述べた。
利上げに関する決定は指標次第とした上で、賛成、反対の双方に十分な理由があるため、決定は依然予測がつかないとした。