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タカタ問題、米国でリコール拡大へ 自動車メーカー11社超に影響

10月19日、タカタ問題で当局者は、米国でリコール対象を拡大する意向を示した。写真は同社のロゴマーク。都内で6月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[ワシントン 19日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)のローズカインド局長は、タカタ<7312.T>製欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)について、米国でリコール対象を拡大する意向を示した。
局長は、リコール問題で影響を受ける自動車メーカーの数が、すでに特定されている11社から拡大すると述べた。
局長は記者団に対し、22日に予定されている公聴会の席でメーカー名などを公表するとした。
また米ゼネラル・モーターズ(GM)
GMは週末、10月6日にタカタからの通知を受けて、米国で約400台をリコールした。
有識者は、エアバッグのインフレータ(膨張装置)に使われている硝酸アンモニウムが 長期間にわたり湿度が高い環境に置かれると不安定になる可能性があると指摘。一部では湿度に対する機密性などを含む車両の設計も1つの要因となり得るとの指摘も出ている。
ローズカインド局長もこの点を指摘。タカタのインフレーターについて、製造年月日が浅いものは問題がないようにみえると述べた。
タカタはこの日、エアバッグの交換キットの1カ月当たりの製造個数を100万個に拡大したとの声明を発表している。
*内容を追加します。