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英国、EUに残留し改革達成なら経済と雇用にプラス=リポート

10月18日、経済ビジネスリサーチセンターが同日公表したリポートによると、英国が欧州連合にとどまり、望み通りのEU市場改革を達成できれば、英経済は2030年までに580億ポンド(約900億ドル)押し上げられ、79万人分の新規雇用が生まれる見通しだ。ロンドンで6月撮影(2015年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 18日 ロイター] - 経済ビジネスリサーチセンター(CEBR)が18日公表したリポートによると、英国が欧州連合(EU)にとどまり、望み通りのEU市場改革を達成できれば、英経済は2030年までに580億ポンド(約900億ドル)押し上げられ、79万人分の新規雇用が生まれる見通しだ。
同リポートは、単一のデジタル市場が創設され、金融・運輸・エネルギーセクターが開放されれば、英国内総生産(GDP)は2.8%、1世帯あたり2832ポンド押し上げらる可能性がある、と指摘した。
逆に英国がEUから離脱し、市場アクセスについてあらためて交渉することになれば、改革に伴うこうした果実は得られないとしている。
英国民は2017年末までに実施される国民投票で、EUにとどまるか、離脱するかを決断する。キャメロン英首相は現在、投票に先立ち、市場改革など欧州における英国の役割をめぐって再交渉している。