限度額などの議論、それなりの時間かかる＝郵政民営化委員長

［東京　５日　ロイター］ - 郵政民営化委員会の増田寛也委員長は５日の会見で、日本郵政グル―プ３社の上場にあたって進めている民営化をめぐる議論について、早期に結論を出すことは難しいとあらためて述べた。

増田委員長は「今月は（民営化）委員会を開催するが、対外的に委員会の方から文書か何かで発表することは今のところ考えていない」とした。また「結論を出す時期は言わないが、それなりの時間はかかる」とあらためて述べた。

７月、麻生太郎金融相と高市早苗総務相は、郵政３社の上場にあたって民営化推進のあり方を調査・審議するよう民営化委に求めた。民営化委はゆうちょ銀行<7182.T>、かんぽ生命<7181.T>の限度額引き上げの是非を含め、幅広く議論している。

(和田崇彦)