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中国経済減速の影響は「全くない」=柳井ファーストリテ社長

2015年09月26日(土)21時39分

 9月26日、ファーストリテイリング の柳井正会長兼社長(写真)は、中国経済の減速の事業への影響は「全くない」と述べた。2012年12月撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao)

[上海 26日 ロイター] - ファーストリテイリング <9983.T>の柳井正会長兼社長は26日、中国経済の減速の事業への影響は「全くない」と述べた。

ウォルト・ディズニー と共同で展開するコンセプトストア「MAGIC FOR ALL」をオープンするために訪れていた上海で記者団に対して述べた。

柳井社長は「中国の経済構造が変わっていく。輸出・製造中心の経済から、消費中心の経済に変わっていく。人々の生活がよりよくなる。賃金も上がる。13億人がどんどんミドルクラスになっていく」と述べ、中国ではまだ拡大余地があるとした。

そのうえで「贅沢品は売れなくなるかもしれないが、我々はライフウェアというコンセプトでやっている。あらゆる人に合う服を売っている」と述べた。

同社は大中華圏で「ユニクロ」を年100店舗出店し、早期に1000店舗、将来的には3000店舗を目指す。5月末現在では442店舗を展開している。

中国の経済成長は鈍化しており、2015年は、過去20年以上で最も低い成長ペースに鈍化すると予想されている。

(高田和典 記事執筆:清水律子)

ロイター
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