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中国の経済成長率、第3・四半期も7%程度を維持へ=国家統計局
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9月25日、中国国家統計局の報道官は第3・四半期のGDP伸び率について、前年同期比で7.0%だった第2・四半期とほとんど変わらない水準になるとの見解を示した。湖北省武漢で昨年10月撮影(2015年 ロイター)
[北京 25日 ロイター] - 中国国家統計局の盛来運・報道官は25日、第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率について、株式市場の変動による大きな影響はないと強調し、前年同期比で7.0%だった今年第2・四半期とほとんど変わらない水準になるとの見解を示した。記者会見で述べた。
「7月と8月の経済指標から判断する限り、経済のトレンドはなお安定的だ。多少の上下はあっても大きなものではない」と述べた。
その上で、中国の経済成長率は依然として「妥当は範囲」内にあるとし、7%前後としている今年の成長率目標は達成できるとした。
また、一部の投資家の間で正確性が疑問視されている中国の経済指標を擁護。7%となった上期の成長率について、電力消費や鉄道貨物輸送量、銀行融資のデータと「概ね整合性が取れている」と説明した。
報道官はまた、米連邦準備理事会(FRB)の利上げによる中国への影響は限定的なものにとどまるとの見通しを示した。
中国経済の減速は世界的な需要鈍化が一因と述べ、米利上げ観測も世界の市場の急変動につながったと指摘。「米国は、中国の鈍化が世界経済に及ぼす影響を誇張すべきではない」と語った。
*内容を追加します。