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非居住者による外貨購入、中国人民銀行が監視強化=関係筋
2015年09月11日(金)20時14分
[北京/上海 11日 ロイター] - 関係筋によると、中国人民銀行は、非居住者預金口座(NRA)を開設している外国人の外貨購入を監視するよう国内銀行に通達した。関係筋によると、銀行は、NRA口座保有者が人民元を外貨に両替する際、正当な理由があるかをチェックする必要がある。
また、両替した外貨が海外の銀行口座、もしくは、中国国内の指定口座に振り込まれることを確認する必要がある。
上海にある大手銀行のディーラーは「この措置は、起こり得る資本流出を阻止するための最近の政府取り組みの一環のようだ」と指摘、「NRA口座資金は、人民元のオンショア・オフショアの裁定取引の一部として使われている。ただ、どの程度の資金がNRA口座にあるかや、裁定取引がどの程度の規模かは分からない」と述べた。
人民銀行は8月11日に元切り下げに踏み切ったが、さらなる元安は抑える姿勢を示している。人民銀行が元買い支えのための介入を続けたことで外貨準備は大幅に減少。人民元に対する不安が中国の景気回復に影響を与えるとの懸念が高まっている
*内容を追加します。
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